SPIRAL AMNESIA

SPIRAL AMNESIA

シオン🔥🐲ドラゴニュートP

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曲紹介

「SPIRAL AMNESIA」は、アニメソング系のサウンドを基調とした、女性ボーカルによるロックナンバー。 この曲が描くのは、異世界を創造した者たちの物語。創造主たちの間にも厳然たる序列が存在し、絶対君主への反抗は決して許されない。しかしその中で、ただ一人だけ、君臨する者の在り方に疑問を抱く者がいた——その視点から、楽曲世界は紡がれていく。 イントロはストリングスとボーカルのコーラス(Ah)が静かに絡み合うスローな導入で幕を開け、ピアノと歌だけで紡がれるChorus 1へと流れ込む。そこからバンドサウンドが加わり、4つ打ちのダンスビートを軸に、デジタルサウンドとロックアンサンブルが組み合わさった構成へと展開していく。 「不変の零度」に囚われ、記憶や温もりが失われていく螺旋(スパイラル)と忘却(アムネジア)——その歌詞のモチーフは、覆せない序列のなかで繰り返される円環のような世界観と重なり合う。日本語と英語が交錯し、「その微熱を絶やさないで」「Keep the flame alive」といったフレーズが、凍てつく秩序のなかで消えかけた熱を守ろうとする心情を描く。終盤の「let us begin once more / From the point of zero breath」で再び振り出しへ戻る構成は、抗いながらも同じ螺旋へと引き戻されていく宿命を映し出している。 ボーカルは力強さと脆さを併せ持ち、切なさと儚さをはらんだメロディに乗る。

投稿: kazumae

レビュー

正当なアニソン系ロックチューン

2020年代の正当なアニソンチューン、まず最初に聴いた印象はこれだった。アニメのオープニングの熱い映像が脳裏に重なって見えてくるようだった(そのアニメがなんなのかは全くわからないが)。 どこか儚さを宿したボーカルが力強く歌い上げるこの曲は、今どきのダンスビートを基調としたロック調。デジタルサウンドをアクセントにしつつも、正当なJ-ROCKの進化を辿っているように思える。ガラパゴスと言われようとも独自の進化を続けてきた日本の音楽、その系譜の先に現れた一曲だ。くっきりとしたメロディラインが曲全体を構築していて、これがあるからこそ心に迫ってくる。 特に良いと思ったのがコーラスの「出口を奪われた螺旋」の部分。メロディとワードがまさにシンクロしていて、このワンフレーズだけでもこの曲の価値があると思うほど好きだ。そして何度も現れる「不変の零度」——作者が描く異世界の創造主たちの冷酷な現実を表すのに、これほど適切な言葉はないだろう。 歌詞の世界観と楽曲のアレンジ、メロディと声がしっかり手を組んで織りなすサウンドは、非常に引き込まれるものがある。

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